引き戸の異音。いくつか原因があります(/・ω・)/

『鍵の開錠施錠だけではなく、開け閉めもやりにくいから、どうにかして欲しい！』とご連絡いただきました。

引き戸タイプの玄関ドアでしたが、どこかが引っかかっているのか、かなりドアがスライドしにくく、『キィィィー！』と言う凄まじいまでの異音がします。
原因は、

1.扉の下に付いている戸車が脱輪
2.扉の歪み
3.レールの変形
等、いろいろ原因がありました。

本来であれば、扉を外して戸車に潤滑をしたいのですが、ドア枠が変形してしまって扉が外れません。

隙間から潤滑＆レール洗浄+潤滑をしておきました。
異音はだいぶマシになり、戸車も元のレールの位置に戻したので、動きもスムーズになりました。
扉の変形ですが、できる限り調整させていただきましたが、調整の限界を超えて歪みが発生しております。
多少の歪みは、目をつぶっていただき、鍵を交換させていただきました。

古い家はどうしても扉の歪みが大なり小なり起きてしまいます。
メーカーさんもそれを見越して、扉も多少の調整はできるようになっておりますが、限界値を超えてしまうと扉の交換しか方法はなくなってしまいます。
ただ、扉の交換はかなり高額なので、調整で様子を見ていただく方がほとんどになるかとは思います。
鍵を交換していただく際には、扉の歪みや調整も合わせて確認させていただきます。
扉の動きが悪い場合、潤滑剤を使っていただくのは構いませんが、使い過ぎは考えものです。
潤滑剤を使いすぎると、ベタベタして、ゴミやホコリを吸着してしまい、さらに動きを阻害してしまうことがあります。
なので、潤滑した後は、余分な油分は拭き取って必要最低限にしておいてください。